コピープロテクトされたCDのコピー
CDをコピーする
通常CDのコピーには、CD-Rドライブとライティングソフトを使ってする。ライティングソフトはCDのコピーだけでなくいろいろ豊富な機能があって重宝するものの、ほとんどの場合プロテクトされたCDには対応していない。また、CD-RドライブもプロテクトされたCDには対応していない(1:1の焼き込み)ドライブもあるようなのでなかなか難しい。
コピー専用ソフトウェア
CDをコピーするためだけに特化したソフトウェアが存在する。今回使ったのがこの手の情報を扱うサイトではかなり有名なCloneCDと言うソフトウェアを使ってみる。パッケージ製品の標準価格は9800円とあまりやすくはないが、ショップによっては6980円程度で手に入る。販売形態もパッケージだけでなくダウンロード販売もしておりその分少し安くなっているようだ。
この製品はあらゆるプロテクトに対応していて、通常のライティングソフトでは読み出せないCDも読み出してくれる優れものである。今回はひとまず体験版を試してみた。
試しにコピーしてみる
CloneCDのサイトから体験版をダウンロードしてインストールしてみた。起動時に「無料ではない」と購入か試用か確認され、残り試用日数が表示されますが、それ以外の面倒はありません。
早速プロテクトのかかったCDをCD-ROMドライブに入れCloneCDを使ってHDDにイメージを作成してみます。シンプルな画面で、実際には接続されたドライブを自動で認識するので、今回はCD-ROMしかないため「ファイルに読み込む」というコマンド以外はグレーアウトされて使えません。
「ファイルに読み込む」を実行すると「読み込みドライブの選択」画面でCDを入れたCD-ROMドライブを選択します。次の画面でCDの種類を選択したら最後にイメージファイルの出力先を訪ねられます。このときドライブの能力などの情報が表示されます。いよいよコピーの始まり。
エラー続出
コピーが始まるとインジケーターが表示され、進行具合がわかります。しかしどう見ても時間がかかりすぎ。あまりに遅いのでlogを見てみると次々とエラーメッセージが出力されているのがわかります。しかもトラックの内容が読み込めないというエラーメッセージばかりが次々と出力されてくるので一旦中止。原因を追及することに。
HELPのFAQを見るとCDのコピーには種類によってエラーが大量に表示されるとわかりました。わざとエラーセクタを作ることによってプロテクトしているCDでは良くあることのようで、そのまま続けていればイメージが出来るらしいことが分かったので再び実行してみる。しばらく放っておいたらそのうちにイメージが出来てました。firstdumpという機能を使えば時間短縮できるそうですが、まだ試してません。今度は仮想マウントです。
仮想マウント
DAEMON Toolsを使って先ほどCloneCDで作ったイメージをあたかもCDの用にマウントします。このソフトウェアの解説はたくさんのサイトでやっているようなので割愛しますが、日本語化パッチもありますしたくさんのイメージフォーマットに対応しているので便利です。個人使用は無料です。
仮想ドライブも4つまで設定できるので通常使うには不便はないでしょう。DAEMON-UIとかDAEMON shellextentionなど、マウントやアンマウントを簡単に出来るツールまででています。
実際に使ってみるとかなり強力で、ネットワークドライブに作ったイメージを共有して使うことも可能です。使い方によっては著作権問題が発生しますので注意が必要です。
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