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胆石日誌(検査編)

1998年10月18日(日)最初の発作

夜中の5時頃急に腹痛がしました。かなりの激痛でした。 2年以上前に同じような経験があったのですが、やはりかなり苦しいものでした。 さすがにこの日は一日中寝ていました。

激痛の後は前回と同じく尿が少し赤い、かなり疲れている感じです。 月曜日に気賀鍼灸院へ治療に行きました。かなり疲れて気が下がりすぎている感じでした。 胃痙攣でも起こしたのだろうと治療を受けて帰りました。 中2日おいて2回針治療をしたらかなり良くなりました。

肝臓か胆石か心臓かといろいろ心配事をうち明けたが疲れだろうということでした。

10月31日(土)2回目の発作

夕方仕事をしていたらおなかが張ってきて背中が痛くなってきた、どうも治まりそうにないので家に上がって横になった。 どんどん痛くなってくる。先日の痛みと同じ様子、これはやっぱり何かあるなとそのとき確信しました。 ちょうどそんな頃、子供たちの学校であるお母さんが胆石症で緊急入院されたとのこと。 それを聞いていた妻も胆石と違う?と言ってくれた。 やはり痛みの後尿が赤いし今回はその後の便が少し白っぽかったのでこれは間違いないと思いました。

どうしたものかと兄貴に相談、胆石手術の経験のあるカヨちゃんに聞いて貰ったり、 病院に勤めるカズくん(兄貴の嫁さんの弟)に病院の評判などを聞いて貰いました。

外科的な摘出には京都第2赤十字がおすすめと言うことであった。 が、最初から遠いところへ行くのは億劫なので、超音波診断機のある内科医院を近くで探していくことにしました。

11月 2日(月)近くの内科受診

朝8時半より少し前受付が開くのをねらって円明寺にある太田内科に受診しました。 どうやら胆石のようだと伝えると早速超音波で見ていただきました。

結果は案の定胆石があるのが見えました、尿の検査からは胆管がつまった形跡はないとのこと、 念のため血液検査もしていただくことになりました。

胆汁の通りを良くするという薬を1週間分頂いて、薬がなくなる頃に再度受診してくださいと言われて帰りました。

11月 9日(月)検査結果が

貰っていた薬が切れる1週間振りに太田内科へ血液検査の結果も聴かなければならないので行きました。

すぐに診察室に呼んで貰いました。血液検査の結果は最悪の状態を示していました。 GOTが100以上γ-GPTが400以上。これぐらいの数値になるとふらふらになるのが普通だということでした。 早速大きな病院を紹介するのでと、希望を聞かれました。

カズ君から聞いていた京都第2赤十字病院に決めて、紹介状を頂きました。 妻にも早く胃の検査に行ってほしいのですが、僕を優先して貰うことにして明日検診に行くことにしました。 どちらにしてもこれからが大変、妻には迷惑をかけます。

11月10日(火)第2日赤受診

朝一番8時前に家を出て京都第2赤十字病院へ胆石の診察に出かけました。 思ったより早く診てもらえて昼頃には家に帰れました。

診断の結果は、当然胆石症でした。僕の場合は細かい石がびっしりと詰まっているようで、 こういうタイプはよく悪さをするということでした。

太田内科の血液検査で肝臓のGPTなどの数値が異常に高かったのは、 胆石が胆嚢から胆管に入って十二指腸の出口に詰まったのが原因らしいとのこと。 胆汁が肝臓の方にかえってしまい、それが原因で血液や尿に異常が出るらしいことがわかった。

今回のエコー検査では、胆管の胆石は抜けてしまっており今のところ大丈夫だということだが、 胆石の状態からいつ何時胆石が胆管に落ちるとも限らず、そうなった場合はまた発作にみまわれるということ。 さらには、今までのように腸へ降りてくれれば良いが、万が一詰まってしまった場合は黄疸が出たり、 悪くすれば肝臓にまで炎症を起こしかねないので、症状が安定している早い時期に摘出するよう勧められた。 あの苦しみを思い出すと早くとりたいが、手術となると全身麻酔だし少し怖い気もする。 またハルちゃんのことや妻の負担も気になるし・・・だが妻が明るく勧めてくれた。 有り難いことである彼女にも相当な勇気が行ったはずです。

約3週間の入院、負担が気にかかる明日は少し後ろ髪を引かれながら入院となりそうです。

11月11日(水)入院

午前10時前に家を出て病院に着きました。妻が出られないので義姉さんに来て貰いました。 昨日払い忘れた診察費を支払ってから入院のため病棟へあがりました。 朝電話で頼んでおいた診断書を受け取り義姉さんに持ってかえって貰いました。

病室へ入りすぐにパジャマに着替えて血圧と体温を測っていただいた、 その間姉さんは妻がメモしておいてくれたものを売店まで買いに行ってくれました。

そうこうしている間に昼になり、病院から昼ご飯がまし出た。 オムレツ、ヒロウスと人参の炊き合わせ、素麺と鳴門のお吸い物にご飯という質素なメニューでした。 ダイエットもしなければならない僕にとっては好都合かもしれません。しばらくは健康的な生活が送れそうです。

午後2時過ぎ主治医から入院中の検査及び手術について説明がありました。 手術にはいる前に全身の状態を検査するとのこと。予定はといえば

本日 胸部レントゲン、採血、心電図 です。

これからが大変

  • 11月12日 肝機能検査、心肺機能検査 これは麻酔との関連が深いらしい
  • 11月13日 大腸カメラ、前の日から下剤を飲んで腸を綺麗にしてかららしい。 噂を聞いたとがあるかと聞かれたので、どうやら大変な検査らしい。このときポリープがあれば摘出するらしい。 合併症の可能性が否定できないとのこと、下手をすると緊急開腹手術、恐ろしい。
  • 11月14日 中休み 外出も良しとのこと。
  • 11月15日 この日から腎機能検査のため採尿を始める。
  • 11月16日 腹部超音波とCT撮影
  • 11月17日 ERCPという胆管造影撮影と胆管に胆石があれば摘出する。ここでも合併症?
  • 11月18日 今のところ予定がないが外科の診察や超音波診断が入るかもしれない。
  • 11月19日 胃カメラ、ポリプやガンがないか見るのだろう。

ひっきりなしの検査で、この調子で行くと、どうやらゆっくり休めるというものでもなさそうです。 手術の日まであっという間かも。

夕方には子供のおもちゃのようなものを貰いました。肺活力の訓練機です。 アーガイルTRIFLO2という代物で、3個のボールで肺活力のテストです。 これは全身麻酔の術後、早く麻酔から覚めるためと、少しでも早く正常な状態に戻るための訓練だそうです、 腹部の手術をするので痛みなどのために小さな呼吸しかできなくなるのを少しでもましにするための訓練らしい。

そのほかにも痰の切れが良くなるように薬品の入った霧で吸引を一日3回命ぜられた、これも必須科目です。

まあとりあえず目新しいことばかり、少々うんざりするけど、緊張もする。 人によっては緊張のため術前に大きな胃潰瘍が出来る人もあるとか。念のためみんなに出すという胃薬を貰いました。 これは僕も緊張で胃潰瘍になると見られたと言うことかもしれません。

夕飯の後しばらくして妻に電話を入れました、いろいろ話してくれました。 妻なりに一生懸命がんばってくれています、 ナルちゃんがもう少しお利口だと私も本当はゆっくり出来るはずなんやけどなぁとこぼしておりました。

僕の準備の件と明日からの検査のことを少し話しました。 妻の声を聞くとなんだかほっとするし力も沸いてきます、夫婦って不思議だなと思います。

しばらく前から始めたインターネットが妻の寂しさを少しでも和らげてくれているようでうれしい限りです。 良くここまで使えるようになっておいたものだと今更ながらタイミングの良さに感心する次第。

そのインターネットに病院の公衆電話から接続できました。明日からも楽しみです。 我が家の掲示板にメッセージを入れられたのがうれしい。

そうそう、妻が今日小児科の検診で玉井先生に僕のことを話したらしい。 胆石をとったら是非貰ってほしいとのこと、ハルちゃんの肝臓と何か関連があるか見てみたいとのことだった。 看護婦詰め所に聞きに行ったら持って帰って貰いますとのこと、 出来れば検査の資料として役立つ形で持って帰りたいところです。

11月12日(木)検査開始

朝の検温で少し微熱がありました37.1度。大したことではないけど少しぼーっとした感じ。 今朝は肝機能検査(icg)があったので朝食はしばらくお預けです。 10時を回ってから先生が来て左腕から試薬の注射15分後に右腕から採血、ただそれだけのことです。 何であんなに待たせるのか意味が分かりませんでした。

結局朝ご飯を食べたのが11時前だったので昼ご飯は半分しか食べられませんでした。 夕飯は何とか食べられるでしょう。が、夜から下剤を飲んで明日の検査の準備です。 大腸内視鏡検査。初めての体験です。 胆石の手術になぜ大腸の検査が必要なのかと思うところですが、 どうせ全身麻酔で手術をするのだからこの際全部調べて悪いところは治してしまおうというものだそうです。 ありがた迷惑で終わってほしいものです。

午後から順次検査がありました、レントゲン胸部と腹部合計4枚撮影しました。 その後すぐに出血凝固検査、採血と耳たぶに穴をあけて血液の固まる速度の測定です。 問題なかったようでした。最後に心電図と負荷をかけての心電図、それと肺活量でした。 どちらも異常はなかったようですが検査技師は慎重で聞いてもなかなか返事をしてくれません。 肺活量はコンピューターの推定値の4000を遙かに越える5000以上でした。 ついでに肺活力も測定したようですが結果は分からずじまい。ここまでで本日の検査はすべて終了です。

昨日から課せられた日課で呼吸練習と吸引が毎日あります、暇を見てはしているのですが、 おもちゃで遊んでいるような感じ、でも全身麻酔には不可欠の練習だそうです。

明日の検査は少し億劫。

夕ご飯が6時過ぎに済んでインターネットに接続、我が家の掲示板に書き込みを終えました。 今夜は8時から下剤の攻撃にあうのでその後は出られそうにない。

8時前に家に電話を入れてゆっくり検査の準備に取りかかることにしよう。 ナルちゃんがお利口にしてくれることが今一番の願いです。

ナルちゃんはゴンタでした。妻もぼやいています。今夜は何とかエスクレして寝さそうと思っていると言うことでした。 昨日も試みたそうですがウンコが出てだめだったようです。

8時過ぎ下剤が来ました。せっかく夕ご飯を食べたのに全部出してしまうみたいです。 得体の知れない水薬。なんとグレープフルーツ味で氷が入ってました。至れり尽くせりです。 その上ラキソベロンを一瓶まるまる頂きました。お茶か水に溶かして飲んでくださいとのこと。 こまったもんだ。ハルちゃんやナルちゃんでラキソベロンの威力は実証済み。 あんなものを一瓶も飲んで大丈夫だろうか?なるようにしかならないとあきらめることにしました。

「看護婦さんに家族のことを聴かれました、子供たちのこともお話ししました。 二人の脳性麻痺の子供がいて早く手術をして帰りたいことなども伝えました。 が、こればかりはどうにも成りません。検査が済まないと手術はしないのですから。

ところが患者にしてみれば胆石のために胆嚢を切除、摘出するだけで治るものを、 それ以外の内臓をありとあらゆる検査で調べ尽くして、まるでほかの病巣を探しているように見えます。 実際に見つかったとしたらそれはそれで早い処置が出来るのだから良いのかもしれませんが、 この場合の本人の意思はどう扱われるのでしょうか。検査だけでも2週間はみっちりかかります。

以前は胆石の手術だけで患者は解放されていたようです。 それなら僕の場合は少なくとも2週間前後で帰れることになります。 損得の問題ではないけれどなんだか腑に落ちない点は残ります。毎年健康診断は受けているのにどうして?と思います。 それ自体の信用度が問われます。 より精密な検査をすべての項目において行うわけですから日頃の健康診断なんか当てになりませんよと言われているようなものですから。

もし胆石以外になにも見つからなかったらその検査費用はどうなるのでしょうか。やっぱり僕の負担です。 お医者さんは費用のことなど気にせずに勧めるようですが、費用も大事な要素ですからその辺の説明ももう少し必要な気がします。 僕はあらかじめ入院事務の方に3週間の予定で胆石の摘出手術にかかる費用はどれくらいなのか聞きました。 あやふやな返事ながらだいたい個人の負担分が15〜6万ということでした。僕の場合社会保険の本人ですから2割負担。 つまり75〜80万かかると言うことです。帰るときにはきちっとした明細を頂こうと思っています。 果たしてこの病院がどこまで開示的であるか楽しみです。

11月13日(金)大腸カメラ

大腸内視鏡検査の当日、昨日の夜下剤を飲んで夜中に2回ほどトイレに行きました。 大方この時点で便は出てしまったようです。

朝8時半頃2リットルの下剤入りの水を持ってきてくれました。1時間以内に全部飲み干さなければなりません。 薄い塩味で飲みやすいものですがさすがに2リットルはのつこつしましたが、気付いてみると30分もかからずに飲んでいました。 その後は便所に行くたびに腸が綺麗になっていきます。出るたびに看護婦さんを呼んで見て貰います。看護婦さんも大変ですね。 何回トイレに通ったでしょうか、5回目くらいに見て貰った看護婦さんからOKのお言葉。 後は検査を待つだけです。

今日は金曜日なので午前中が男子入浴に割り当てられています。 看護婦さんにお風呂に入っても良いか確認に行ったら大腸検査で汚れるので夕方に入ったらどうかと言われた。 その辺は臨機応変に対応してくれるようです。有り難い。

今日はこの後、昼ご飯も食べずに午後2時過ぎの検査まですることがありません。 主治医が来て今までの検査の様子を教えてくれました。今までの検査では異常が認められないとのこと、一安心です。

肝臓の機能も問題ないのですがγ-GPTだけが異常に高い数値を示しています。 これは胆石が悪さをしているようです。 この結果からどうやら胆管に胆石があるかもしれない可能性が5:5から7:3位に増えてしまいました。 少し困ったことですが取らなければならないものは仕方ありません。

胆管に胆石がなかったとしても胆嚢には胆石がぎっしり詰まっているので、 それが胆汁の流れを悪くして引き起こしている可能性も否定できないようです。 時々だるかったり、背中が詰まったりおなかが張ったりするのもどうもこのせいだった気がします。

2時過ぎに検査室からお呼びがかかりました。心を決めて検査室へ。 お尻だけ穴が開いたズボンに履き替え検査台に横になると心電図、点滴、脈拍のためにいろいろつながれていよいよカメラです。 最初に指で肛門検査。その後すぐにカメラが入ってきました。案外すんなり入ります。 S字結腸だけ少し通りにくかった感じですが、そのほかはすんなり。自分の腸がどこにあるのか初めて認識した日でした。

検査の結果は異常なし。腸内の写真を見せていただきました。淡いピンクで非常に綺麗な世界でした。 検査の結果異常がなかったので外泊許可が出ました、14〜15は土日になるので病院も検査もお休み。 家に帰ってゆっくり風呂にはいることにしました。 4時半に病院を出て5時過ぎには家に着きました。事務所で挨拶して少し検査の様子を話しました。

我が家に上がってみるとハルちゃんがゴンタです。5日間の寄宿舎生活で少しテンションが上がっているようです。 これから3週間延長でがんばって貰わないといけないので、この外泊の間に精一杯優しくしてやろうと思いました。 今夜は何とか晩ご飯を食べて薬で寝てくれました。明日はもう少し状態が落ち着くように心がけましょう。

11月14日(土)仮出所1

久しぶりの家での休日、少しゆっくり起きました。

ハルちゃんをおそるおそる起こして朝ご飯が済んだのは11時前でした。毎度毎度の休みの日のパターン。

留守中に入った手紙の返事などを済ませて、少しゆっくりしたりハルちゃんの相手をしたりして過ごしました。 少しでもスキンシップを取っていつものハルちゃんに戻って貰うため。 また、月曜日から寄宿舎でがんばって貰わなければ成りません。この土日で完全復活してほしいものです。

なぜか昨日からあれだけゴンタだったナルちゃんがおとなしいではありませんか。 お姉ちゃんと交代でお利口になりました。ちゃんと親に気を使ってくれているのでしょうか。

昼ご飯を2時頃に頂きました。全体に後ろへずれています。昼ご飯の後本来なら昼寝をするはずのハルちゃんが寝ません。 これはゴンタの時のサインです。 寄宿舎にいる間環境が変わったことに加えて昼寝が出来てなかったのでどんどんリズムが狂ってきたのでしょう。 この分だと今夜も心配です。

この後ぐらいから少しゴンタ気味になってきました。抱っこをしたり手遊びをして何とかごまかしている状態。 遊んでやると笑うのですが笑い方がちょっと変。

ナルちゃんはお利口に昼寝をしています。少し寝ぞろを言いましたがあっさり寝てくれました。 お姉ちゃんも自分の場所に座らせていると5時前頃から徐々に静かになってきました。 その合間を縫って成るちゃんをお風呂に入れました。 お姉ちゃんは寄宿舎で入れて貰いますが、 ナルちゃんはお母さんのタイミングがよほど合わないと入れないので入れてやれてほっとしました。 さぞかしすっきりしたことでしょう。

ナルちゃんはお風呂が大好きで上がる前くらいになるといつも居眠りします。 きっと緊張が和らいで体が楽なのでしょう。お父さんが帰ったらたくさん入れてあげるからね。

7時頃の夕飯でしたがおなかが大して減りません。でもハルちゃんとなるちゃんはしっかり食べました。 夕食後もハルちゃんとのスキンシップを続けました。そしていつもの自分の場所に座らせておきました。 昼寝が出来なかったので眠たそうな感じはしているのですが、調子の悪いときの顔つきです。 でもおとなしかったので今夜は眠剤にせずメラトニンで試してみたところお利口に寝てくれました。

ナルちゃんも何とか寝付いたようでめでたしめでたし。明日の朝のハルちゃんの様子が少し気になります。

11月15日(日)中休み

今朝は7時半頃に起きました。朝ご飯を頂いてハルちゃんを起こしてご飯を食べさせました。 ハルちゃんは昨日のメラトニンでぐっすり眠り朝は爽快な顔で起きました。

ご飯も全部食べて快調な出だしです。 布団から起こしあげたときに笑顔がでていたので大分調子が良くなってきた感じです。 今夜次第では明日は普通のハルちゃんで学校へ行けるでしょう。 寄宿舎の先生方もどんと任せてくださいと言ってくださってますのでまずは一安心。 ゆっくり治療に専念いたしましょう。

9時過ぎには再び病院へ向かうことになりました、ハルちゃんが大分戻ってきたので少し気が楽でした。 約束の10時前には病院に帰り看護婦詰め所に帰還連絡。

パジャマに着替えてしばし世間話をしました、同じ部屋の諏訪さんは一昨日手術を終えて一段落しておられました。 後はリハビリあるのみだそうです。

昼前に洗濯物を洗濯機に放り込んで昼ご飯を頂きました。今日からまたしばらくダイエット食のような食事が続きます。 帰ったら焼き肉に行きたいそんな思いがこみ上げてきます。 3時半頃家に電話を入れました、ハルちゃんは何とか過ごしているようです。 このまま昼寝と今夜の睡眠で元に戻ってくれれば言うことはありません。

今週は水曜日に一度帰ってくるようなので、少し息抜きが出来ていいかもしれません。 3週間も家を離れたことがないのですごく心配ですが、成長著しいハルちゃんに期待です。 妻の友達のアコが来てくれました、休みの日に我が家の子供の相手をしてくれます。有り難いお友達です。 電話をしているときちょうど来てくれたようでお礼とお願いをしました。 たくさんの人に世話になるので帰ってから礼を尽くしてお礼に伺わねばなりません。

9時過ぎに再び家に電話を入れました。ハルちゃんは大分といつもの様子に戻っているようです。 ナルちゃんも電話の向こうでグズっていましたがいつもの調子のようです。

明日から再び検査が始まります。腹部エコーと腹部CT、CTは初めてなので興味があります。 出来れば写真を見せてほしいものです。

検査の都合で明日は朝昼両方の食事抜きです。少しつらそうですが前回の大腸カメラに比べたらヘッチャラです。 下剤を飲まなくても良い分。

11月16日(月)CTscan

朝一番看護婦さんが来て採血をしました。 今日は検査が2つあって朝昼と食事が出来ません毎朝ちゃんと食べている僕にとっては少しつらいものがあります。 前回の大腸検査の時は前夜から下剤を飲んでいるのでそれどころではなかったのですが、 ただたんに食事を抜くだけというのはかえってつらいものだと改めて感じました。

そういえば12年前ハルちゃんが入院したときもそうでした。 7ヶ月くらいの子供が検査のために食事を抜いていたのですからつらかったことでしょう。

午後の検査が終わるのが2時を過ぎるでしょう、それから初めての食事です。 明日も検査があるのでたぶん食事抜き、何という生活でしょう。

10時過ぎに呼び出しが掛かり超音波の検査に行きました。主治医の上田ドクターが居られました。 診察台に上がり診て貰いました。腎臓は問題ないようでした。膵臓も診ていたようですがこれも特になにもないようでした。 胆嚢は出口部分で少しだけ機能している部分が残っているけれど、 後半の袋の部分は胆石と血の固まりがぎっしり詰まっていてまったく機能していない状態だそうです。

胆管にはこの検査で診る限りでは胆石は見あたらないらしいのですが、さらに造影検査で詳しく診てみるそうです。

昼からのCTまでしばらく待たされました。その間食事もできません。今日の昼ご飯は親子どんぶりらしい。 僕が食べられないときはおいしい食事がでるともっぱらの評判なので、そのうちこの病院のジンクスにでもなりそうな感じ。 参った参った。

2時半頃にCTに呼び出されました。いつもの通り渡り廊下を通って南館の検査室へ。 CT室では全部服を脱いで検査着に着替えます。待つこと数分CTの寝台に初めて乗りました。

機械的な音が響いている中説明を受けて台の上に仰向けに寝ました。 すぐに寝台が動いて頭からCTのトンネルを通過、反対側にも検査士がいて点滴の用意をしている。 これは血管を造影するために静脈から急激に造影剤を注入するためだそうです。

最初にカットする場所を決めるためにプレスキャンが行われていよいよ本番と言うときに造影剤が注入されます。 少しからだがあつくなりますが大丈夫ですからと言われ注入が始まるとビックリ。 本当に体がかぁ〜っと熱くなってきます。

規定量の注入が終わるとスキャン開始。息を吸ってしばらく止めてください。 その後機械が動き出し僕の記憶で23回音が変わった様子「はい楽にしてください」の合図ですべてが終わった。 簡単なものである。気分は悪くありませんかと聴かれ大丈夫と答えると台から降りて退室。

着替えの時に検査士に聴いてみるとズバリ23枚撮影とのこと。 カットするブロックを決めてスライスの枚数を計算するとだいたい枚数が決まるらしい。 8ミリ間隔で23枚だから約18センチほどの幅だったようです。肝臓と胆嚢周辺の撮影だけだったようです。

それにしてもあの造影剤にはビックリしました。見る見る体が熱くなってきます。冬の寒いときなどは超おすすめ。 ぬくもること間違いなしですが、残念ながらすぐにさめてしまいました。

検査が終わったので朝昼と食事を抜いた分を取り返しに地下の食堂へ。ニシンそばを注文して食べたのですが。 予想通りと言うべきか、美味いといえるものではありませんでした。 日頃松葉のニシンそばを食べ慣れているブルジョアなので、 そんじょそこらのニシンそばでは満足出来ない体になっていることにこのとき気付いたのでした(^^;;

明日も検査のため朝食は検査用流動食、検査は午後からで検査の後も指示があるまでは食事が出来ず。 出来たとしても流動食。思いの外ダイエットがはかどりそうでうれしい限りでございます(;_;)とほほっ!

今日夕食の後、同室の奥川さんの娘さんとお孫さんが来られた。 お孫さんといろいろ遊んで貰いました?お見舞いに持ってこられたおはぎを頂きました。美味しかった。 お孫さんはちひろちゃん(小1)とみなみちゃん(年中)、二人とも人見知りせずたくさんお話ししてくれました。 ゲームをしてキティちゃんのシールを貰いました。ポットに貼っておきました。 みんなで雑談していると看護婦さんが来て吸入3回しましたか?と聴かれました。 今日は2回ですと答えると、もう1回するように言われました。 また、たばこは早い目にやめてくださいとのこと。手術の日取りも決めてないのに目標が立てられないのです。 意志が弱いと言われればそれまでですが。

昔から目標もなく物事を進めるのが苦手な僕にとっては苦痛でしかありません。 何事にも目標があってこそ目標に向かって出来るのだと信じていますから。 手術の方法や日取りなど未確定のまま検査漬けしている自分たちを戒めて貰いたいものです。 もう少し説明があってもおかしくないと思うのですが。

夕方家に電話を入れました。ナルちゃんと妻と食事の最後の仕上げ段階でした。 ナルちゃんは僕の声を電話から聴いて電話の方をにらんでいたようです。

ハルちゃんはお利口に学校へ行って今夜から再び寄宿舎です。少しは雰囲気に慣れたかもしれません。 期待しています。制度自体には不合理さを感じますが、担当してくださる先生方はみんな我々の見方です。 ハルちゃんのことどーんと任してくださいと言ってくださったそうで、妻も一安心の様子。頼もしい限りです。

11月17日(火)ERCP

今日はERCP(内視鏡的逆行性胆膵管造影)の日なのです。 内視鏡で胃を通って十二指腸の所まで行き胆管を逆行してチューブを入れて造影剤を注入して撮影するのだそうです。 その際胆管内に胆石があったら取り出してしまおうというものです。

午後からのこの検査のために朝食から流動食です。葛湯にリンゴジュース。こんなもんで腹がふくれるかぁ〜っ!!

検査の後も1時間安静、その後の検査の結果で安静のままか普通に出来るか決まるらしい。 どちらにしても食事の再会は流動食らしい。今日も過激なダイエットなのです。

朝、主治医が来て様子を聴いていってくれました、今までの検査では胆嚢以外悪いところは見あたらないとのこと。 CTによると直径2センチぐらいの石が2個並んでいるとのこと。 いったいどの情報が本当なの?今日の検査が終われば大方終わったようなもの。18日は中休みかな?

妻が昼頃来てくれた、サンダルが来て一安心、スリッパは足が蒸れて困ります。 パジャマも前開きでないと体温調節がしにくいので困ります。 かなり暖房が効いているので普段家にいるときのようなつもりでいると暑くて仕方がありません。

3時頃の予定がずれ込んで4時前に検査に呼ばれました。検査室に行ってみると主治医の上田ドクターがいました。 ばたばたと準備が始まり台の上でまな板の鯉状態。 右手から点滴、胸には心電図のシール、鼻には酸素吸入器、口にはマウスピース。 物々しい格好でうつ伏せになると点滴から眠剤を投与され眠たくなって知らない間に寝てしまいました。

気がついたときには終わっていてあっけないものでした。検査の結果は胆管には胆石は無いとのこと。 これでまた一安心。順調にことは進んでいます。

眠剤のせいでしょうか、少しふらふらします。 この検査の後は1時間安静なので看護婦さんが車椅子で迎えに来てくれました。初めての体験でした。

明日は中休みで明後日に再度胃カメラ、これが済めば検査はすべて終了。手術の日を待つばかりとなりそうです。 明日は朝から点滴があってそれが済めば外出できそう。家に帰って風呂にでも入ろうかと思っています。

その後は手術が済むまで帰れないでしょう。 今月中に帰れるかどうかの分かれ目ですが間に3連休があるので少し難しいかな?

11月18日(水)仮出所2

昨日の夜から少し寝付きが悪かった感じ、いつ寝たのか覚えてないし早くに目が覚めるしさんざんです。 昨日は検査のためほとんど食事らしいものも取らず寝ころんでばかりいたのが原因でしょうか。

今朝の食事は普通の食事だと張り切って行ってみると三部粥に葛湯、それに具のないみそ汁とリンゴジュース。

「食堂のおばちゃん間違えたんとちゃう?」っと看護婦さん・・・まともなもん食わせてくれぇ〜

今日は外出予定ですが看護婦詰め所にうまく伝わっているかどうか少し気になります。 昨日は入れなかったお風呂にはいるのと、子供たちの様子を見るのと・・・ ハルちゃんには会わない方が里心がでなくて良いかもしれません。

どちらにしても一回すっきりしたいです。いつもお風呂の時に大げさな検査があって入れないのでたまりません。

主治医が来てくれました、朝6時半頃採血に来てくれた分の結果次第では今日は外泊しても良いとのこと。 結果が待ち遠しい。また、午前中に点滴があるのでそれも済まさなければならない。 はやる気持ちを抑えて待つことしばし点滴に来てくれたのが10時だった。 それでもかなり早い目にしてくれたので11時前には終わりました。

9時過ぎに血液を取りに来ていたので結果を聞きに行った。結果はオーライ。帰って良しの結果でした。 少し結果を見せて貰いましたがGPTやGOTも標準値まで下がっていた、ところがγ-GTPだけは高いままでした。 かなり胆嚢が悪さをしているようです。

それでも家に帰ってお風呂に入れるのがうれしかった。 主治医から明日の検査が済み次第外科の医師との打ち合わせがあるとのこと。 少し手術が混んでいるので、とのことだったがあまり待たされるのは困る。 明日打ち合わせの時にでも食い下がってみることにしよう。

家に帰るとちょうど昼ご飯妻が支度をして待っていてくれました。富美屋の鍋焼きうどんでした。 前回の教訓から少しおつゆを多い目に作ってくれて上出来でした。

検査でおなかが減りきっていたので一杯のうどんが精一杯でした。頂いた後はゆっくり寝ころびました。 妻はナルちゃんのお迎えに行きました。

待つことしばらくしてナルちゃんが帰ってきました。みんなで一緒に昼寝をすることに。 3人並んで寝始めたのですがナルちゃんがふにゃふにゃ言い出しました。

あちこち寝返りを打っている間に腹が張りだしてきました。妙な予感がしたのですが案の定発作が来ました。 このときの時刻は午後3時半。今回は胆嚢が痛むはずだと構えていたので、痛みのすすみ具合がよく分かりました。

やはり胆嚢のある場所から痛み出して、痛みが激しくなるにつれてみぞおちの方へと痛みが広がっていく、 そのうち背中も痛くなってきて身動きがとれなくなる。

どっちを向いても痛いのだけれど少しでもましな方向に向こうと努力する。 そうこう20〜30分していると痛みは治まってくるけれど、疝痛だけ治まって鈍痛は少し残る。 これとの戦いが思いの外長いのが参ってしまう。

妻が寄宿舎にいるハルちゃんのコンタクトレンズを外しに行っている間、ナルちゃんのご機嫌を診ていたのだが、 ふと寝返りを打ったとたんピタッと痛みが止まった。不思議なものである。このときの時刻が午後6時半。 かれこれ2時間半ほど鈍痛と戦ったことになる。

こんな爆弾はやはり早く取って貰わないとおちおち普段の生活も出来ない状態です。手術は何時になるのやら。

夕食は妻が昼に買ってきてくれたお寿司と、わざわざ炊いてくれたお粥を頂きました。 姉さんが買ってきてくれた桜餅もいただき、充実した夕食でした。

夕食の後ナルちゃんをお風呂、体重計に乗ると入院前より4.5キロも体重が減っていました。 手術が済んで退院する頃には理想の体重になっているかもしれません。

明日は9時に家を出ます。手術の日程だけが気がかりです。

11月19日(木)胃カメラ

朝7時に目が覚めた。さすがに我が家は熟睡できる。快適な眠りだった。 布団のぬくもりが恋しいが8時にムクムクと起きだした。

検査があって朝食は採れないので紅茶だけ飲んだ。久しぶりにゆっくりと朝刊を読んでくつろいだ。 でもすぐに出かける時間である。

9時前には準備が整い出かけることにした。ナルちゃんは不思議そうに見ていたが、妻の寂しそうな表情が少し辛かった。

9時を過ぎるとJRも地下鉄もがら空きだった。両方とも座って行くことが出来た。 病院へは9時45分頃に着きました。パジャマに着替えて準備完了11時頃の検査を待つばかりです。

10時20分頃に呼ばれて内視鏡室へ行きました。事務的な会話の後胃を綺麗にする薬をコップ一杯飲みました。 隣で待って居られる方は待合いで麻酔剤を喉にスプレーされていました。 僕には看護婦が来て中で全部行いますのでそのままお待ちくださいとのこと。 また、ERCPの時のように眠剤を投与しながらするそうです。

今回も不覚にしてまったく胃カメラが入ってくるのが分かりませんでした。 終わり間際にカメラが喉の辺を動いているのが分かったくらいでした。

「終わりましたので点滴を外します。ゆっくり起きてください」と言われて起きたものの少しふらふらする感じ。 少し休んだ後サービスの飴をいただいて病室まで帰りました。

胃の中には少しポリープらしきものがありましたがまったく問題ないようなのでそのままにしておきますとのことでした。 大腸の時と同じ綺麗な画像でした。

後は外科の診察です、手術の日程が最大の焦点。いかが相成りますか。

昼御飯の後主治医が来てくれた。 胃のポリープについては少しだけ細胞を採取しましたが結果は1週間ぐらい掛かりますとのこと。 まあ結果を待たずしてもまず良性ですので安心してくださいとのこと。一安心です。

斜め向かいのベッドに入ってきた須軽さんから蜜柑をいただいた。 親戚が和歌山にあるそうで送ってきてくれたのでと言って居られた、うらやましい限りである。

外科部長から呼び出しがあった。手術の件で話があったのだが、来週はまったく出来ないとのこと。 ハルちゃんの寄宿舎の期限内には納まりそうもない。仕方ないのでいったん退院になるようだ。

その後慎重にうちあわせた結果来月の半ば頃に手術の予定をすることになりそうだ。 どちらにしてもしばらくは爆弾を抱えたままの生活になりそうだ。

明日退院と言うことで今夜は外泊扱いで病院を出ることになった。予定をしっかり立て直して出直しである。 なんだか拍子抜けだが致し方あるまい。

念のため頓服を貰って帰る。ブスコパンである。なんだか聞いたことのある名前、子供たちが使っていたような薬だ。 それと胃薬も出ていたので貰って帰ることに。アシノンカプセル150とプロマック顆粒15%(0.5g)である。 潰瘍防止の薬だがしばらくは必要ないだろう。

午後7時に病院を出て帰路に就いた。地下鉄で京都まで出てIsetanに寄った。妻と二人分のケーキを買って帰りました。

帰ってから今後の話を少ししました。病院側から都合がよいと言われた12月の半ばにしようと話し合った。 予定では16日入院18日手術である。20日から冬休みなのでこの際16日から休んでしまおうという妻の魂胆である。

僕も悪さをする胆石を早く取ってほしいのはやまやまである。が、こんなに外科の手術が混んでいるとは思わなかった。 しかし、すべての検査は終わっているので次回の入院は手術の前々日、手術後約1週間というものである。 どうしても早く帰りたいなら傷口にステップルが入ったままで良ければ手術の2日後には退院できるとのこと。

アメリカなら手術の次の日には帰ってしまうらしい、第2日赤では責任上の問題から2日後となるようだ。 出血や異常な状態が発生してないことを確認するために1日だけチューブを入れたままにして確認するらしい。 1日なにもなければ手術後の経過も良好と言うことで初めて完了すると言うことらしい。慎重なことは結構なことである。

11月20日(金)一旦退院

退院のために病院へ向かう。妻と一緒に出かけました。病院に着いたのが12時過ぎでした。 病棟に行くと精算が出来ていたので支払いを済ませました。

その後、外科によって手術の日程を相談しました。外科部長に再びお会いして決めた日程が12月16日入院18日手術でした。 入院の予約手続きも済ませて帰路に就きました。

この日初めて通った裏道で、一風変わったそば屋を発見。昼食はそこでいただきました。

入院して思ったこと

11月10日太田医院の薦めで京都第2赤十字病院を訪ねた。初診でお会いした医師は適切な診断をしていただいた印象だった。 胆石の手術を勧められて入院することにした。

「だいたいどのくらいの日にちが掛かるのか」の問いに3週間との返事だった。

太田医院で聴いた話では10日から2週間くらいだったので少し不思議に思った。 また、腹腔鏡手術になるだろうと言うことと術後は1週間ほどで退院できると言うこと。 また、全身麻酔が必要と言うことであった。

全身麻酔のリスクについて聴いてみたが当病院ではほとんど例がないと言うことだけだった。 むしろ全身麻酔のリスクよりもせっかく全身麻酔で手術をするのだから、ほかに病巣がないか見逃すリスクの方が大きいとの返事だった。 つまり、胆石の手術だけなら1週間ほどで済むのだがそのときついでに調べる検査の期間に2週間ほど要ると言うことだ。

合計すると最短でも3週間はかかる。毎年受けている健康診断はいったいどうなるのだ。 健康診断では特に異常がないとされていて、健康診断では見つかることのほとんどない胆石に自分で気付いて入院を決意したわけである。 胆石の摘出手術だけで済むはずなのにどうしてそこまでするのだろうか。

入院に際して費用の説明もなかった、受けられる検査や手術の内容と費用との関係は切っても切れない関係である。 ましてや3週間仕事を休んでしかも出費がかさむ、すべてトータルに相談に乗ってくれるシステムが必要だと思う。

僕の場合は入院の時最短3週間で済んだとしてどれくらい掛かるのか聴いてみた。 答えは15〜16万と言うことだった。通常会社を休んだら給料の6割は社会保険でも補償してくれる。 つまり4割の収入が減るわけだ。 そこへ15万円出費が必要となると、日頃の蓄えや生命保険などの特約に加入しているなど、 何かの手だてがないととたんに家計を圧迫する。 こんな重要なことをさておき、さも医療が最重要とばかりに一方的に検査の内容や入院期間を決めてしまうのは、 何か間違っているように思うのは僕だけでしょうか。

収入が少ないものでも安心して治療を受けられるシステムも必要でしょう。 たとえば入院及び治療費の分割払いなど、クレジット会社が間に入っても良いかもしれません。

さて、入院すると主治医が決まります。主治医制というのは患者にとって安心です。 ころころ先生が替わるというのは困りものですから。

そこでもう一歩踏み込んで看護婦さんも専任を決めて貰うと良いかもしれません、入院中何度か引継のまずさを感じました。 交代などの関係でいろいろ問題もあろうかと思いますが、 日勤と隔勤とに分けて日中だけでも同じ看護婦さんにして、トータルなケアを実施するというのは出来ないでしょうか。 患者の一元管理が出来て良いと思うのですが、無理な提案でしょうか。

この件について一人の看護婦さんに少し聴いてみました。 その看護婦さんはそれが出来ればよいという風に思っているようでした。

病院の食事、こればかりはお世辞にもおいしいとは言い難いものばかりです。 作ってくださっている方には大変申し訳ないですが、保険で適用される予算の範囲ではあの程度の食事なのでしょうか。 入院している患者にとって、食事制限がある場合は別として食事というのは楽しみの1つ。 見た目も綺麗でおいしい食事というのは大事な要素だと思うのですがいかがでしょうか。 聴くところによると1食分の予算が200円前後とのこと。 無理もないかもしれませんが、患者の心を豊かに楽しくすることも大事な医療だと思いますがいかがでしょうか。

ご感想など有りましたらどうぞ

  • 2004-12-02 (木) 20:13:33 岩上 : わたしもCTをとって、胆石があるといわれました。まだ、痛みはありませんが、手術をしようかとも思っています。とても詳しい記述で、大変参考になりました。
  • 2004-12-18 (土) 15:52:24 NOB : お役に立てたようで何よりでした。痛みが出てからでは大変です。かといって痛くもないのに手術などしない方が良いし迷いますね。
  • 2005-09-09 (金) 22:19:49 はるみ : 初めまして!何度かの痛みがあった後いつにない激痛が走り救急で日赤に行きました。わたしの場合は検査の時も入院せず通院で検査に通っていました。CTやエコー、MRIはわかるのですが、胃カメラ・大腸検査も勧められました。胃カメラの時はわからないままに検査を受けたのですが、大腸検査はしんどい時には辛いと思ってやめたんです。先生には後で大変な事になっても知らないですよと言われたのですが・・・。あまり怖い事を言われると不安になってきます。この際だから調べてもらうのもいい機会なのかもしれないですが、肝臓の数値も上がってたし、ご飯も食べれないで体力もない時にいろんな検査は辛いですよね。ほんとに検査を拒否してよかったのか悩みますが。。来月に手術が決まりました。その間発作が起きないか不安です。。長々と失礼しました。
  • 2005-09-10 (土) 00:04:38 NOB : 胃カメラより大腸検査の方が楽ですよ。ボクは自分の大腸を見せてもらいました。
  • 2005-09-13 (火) 10:31:22 As : すみません。何度も。私は7月28日に腹くう鏡手術で石を取ったはずが、胆管に残っていて先週東京逓信病院で内視鏡の手技を2度も行われましたが、失敗におわり憤懣やるかたない女性です。いまだ発作がおき痛いので、いつも座薬携帯です。主治医は学科とやらで渡米し戻らず、本当に腹立たしい日々です。
  • 2005-09-13 (火) 12:27:17 NOB : 最初の手術の時は胆嚢を残したのでしょうか。胆管の石はERCPで取り除く他無いのですが、取りきれなかったのですね。それにしてもひどい病院ですね。胆石の場合胆嚢にできるタイプの人と胆管にできるタイプの人があってその辺の診断をキッチリしておかないと後々の対応も変わるのではっきりして欲しいですよね。セカンドオピニオンで別の病院で診てもらっては如何でしょうか。
  • 2005-09-25 (日) 19:18:51 chikako:教えてください! - はじめまして。今年の6月に腹部に激痛があり、救急に駆け込みました。最初は、急性胃炎、消化不良かと思ったのですが、エコーで調べ、痛みの状態から、胆石の発作と言うことがわかりました。今は、ウルソを飲んで2ヶ月に1回経過を見ていますが、この頃、頻繁に激痛ではないものの、疼痛があるのです。石は、小さいものがたくさん胆嚢の底にたまっていました。 この種類のものは、内視鏡でとるのは、無理なのでしょうか。こういう状態が続けば、手術で摘出と言われています。
  • 2005-09-25 (日) 21:37:17 NOB : 最近の手術と言えばほとんど胆嚢を摘出する手術ですから、胆管の胆石では無いのなら摘出は可能だと思います。この摘出を腹空鏡でするのか開腹でするのかは周りの状況だと思います。腹空鏡で初めても場合によっては開腹に移行する場合もあるのでなんとも言えませんが、心配なら別の病院を当たってみるのも一手かも知れませんね。
  • 2005-09-25 (日) 22:07:36 chikako : ごめんなさい。変換途中の文章を送信してしまいました。来週、通院予定になっていますので、胆石だけを取り出すのが可能かどうかを聞いてみたいと思います。ありがとうございました。(担当医は、はじめから胆嚢をとると言う話をしています。)
  • 2005-09-25 (日) 22:26:21 NOB : 今は胆嚢を取るのが普通です。胆嚢を残すと、また胆石が出来てしまうからだそうです。大きな石が1つだけのような場合は超音波で破砕して出したりするそうですが、ボクも細かい石がギッシリ詰まっていたタイプなので胆嚢を摘出しました。手術の名前は腹空鏡下胆嚢摘出術です。ご参考までに。
  • 2005-09-25 (日) 22:33:19 NOB : 勘違いしてました。胆嚢にある胆石を内視鏡で取れるかという話ですね。それは不可能じゃないと思いますが、難しいでしょう。特に細かい石がたくさんある場合は難しいそうです。今の医療では胆嚢摘出が最も良い方法とされて居るみたいです。もし内視鏡で取るとしたらERCPという手法でやるのだと思いますが、コレもかなり危険な事だそうですからよほどの事情がないとやってくれないと思います。でわ。
  • 2005-09-25 (日) 23:16:53 chikako : 何度もありがとうございました。感謝いたします。
  • 2005-10-03 (月) 13:38:06 chikako : 二ヶ月ぶりの通院でした。軽い痛みが5回ほどあったことを話すと胆嚢をとった方がいいとのことです。それで、決心をしました。仕方ありません。
  • 2005-11-27 (日) 18:10:51 ち : 私は11月14日胆嚢摘出術を受けました。トータル2週間の入院でした。術後は3日で退院。術後にどうも自立神経失調症のような症状がでて、今も少し引きずってます。あと体重が2kgも減ってしまいました。入院生活のせいかわかりませんが。なんか胆嚢をとってもまた石ができるような事を人から聞きましたが。できないですよね?
  • 2005-11-27 (日) 23:56:24 NOB : 胆石は胆嚢に出来るタイプと胆道に出来るタイプがあるようですね。僕は胆嚢を取ってからは特の症状は出てませんね。
  • 2006-06-29 (木) 19:44:38 あや : 興味深く拝見しました。
  • 2006-07-16 (日) 07:55:36 讃岐遍路 : 一週間前に胆石摘出しました。直径7〜12mmが54個摘出されました。総胆管の出口で閉塞し、黄疸が出てしまった状態で入院した。早い段階で胆嚢を摘出しておくべきと反省しております。手術は全身麻酔なので、本人の苦痛はありません。術後2日はつらいが、3日目からは仕事に復帰できる状態でした。食後胃が張りつっかえた症状だったり、そして、それが半日程度で解消する場合などは、胆石を疑う必要もありそうです。

※しばらくコメント機能をはずします。

更新日時:2014/04/17 14:24:02
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